ダイエットを考える①
こんばんは。
健康トレーナーやまだです。
今回はダイエットについて書いていきます。
ダイエットと言うと、1ヶ月で体重を○kg落とす等
体重を基準として考える人が物凄く多いと感じます。また、目標達成までの期間も短いと思います。
体重は他人と比較するものでもありませんし、人それぞれ適正体重は違います。
体重は安易にダイエットの目標にしない方が良いと思います。
理由は3つあります。
- 人はそれぞれ適正体重が違う
- 同じ体重であっても筋量や脂肪量が違う
- そもそも体重が減ったとしても何が減ったのか、わからない
それぞれ説明します。
1.人はそれぞれ適正体重が違う
例
160cm-55kgのaさん、145cm-45kgのbさんがいて、
aさんはbさんの体重に憧れて、45kgまでダイエットをした。
これはaさんにとって良い事なのか?
その人の身長に対して体重が適正なのかを判断する値、BMI というものがあります。
※あくまで、参考値なのでその結果が必ず正しい訳ではありません。
BMIの計算方法は、
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
です。
BMIの評価基準値は、
痩せ 18.5未満
標準 18.5〜25 ←22が最も病気にかかりにくい数値と言われています。
肥満 25以上
となっています。
160cmで55kgの場合、
BMIは55÷1.6÷1.6=21.5となり、標準です。
160cmで45kgの場合、
BMIは45÷1.6÷1.6=17.6となり、痩せです。
値が低くなり、どんどん痩せていくと女性の場合、無月経などの深刻な病気になるので注意が必要です。
まずはご自身の適正体重を把握して、適正体重を維持しましょう。
身長(m)×身長(m)×20で計算してみて下さい。
その数値を目指してみましょう!
例 身長160cm
1.6×1.6×20=51.2kg
減量の基本として3〜6ヶ月で初期体重の5〜10%の減量が望ましいので、
いきなり無理な減量は避けましょう。
2.同じ体重であっても筋量や脂肪量が違う
例
50kg-体脂肪率35%のaさん、50kg-体脂肪率20%のbさんがいて、
aさんは友達のbさんと体重が同じなので安心していた。
aさんは安心していて良かったのか?
たとえ、体重が同じでも体脂肪率が違えば、見た目が全然違います。
aさんは脂肪量が50kg×0.35=17.5kgであるのに対し、
bさんの脂肪量は50kg×0.2=10kgである。
女性は男性に比べて、女性ホルモンの影響で脂肪が付きやすくなる。
それは妊娠、出産の過程で必要なものです。
しかし過剰に脂肪が増えると、メタボリックシンドロームになり、様々な生活習慣病を発症してしまうリスクが増えます。
体重と共に、体脂肪率にも目を向けましょう!
3.そもそも体重が減ったとしても何が減ったか、わからない
例えば、2ヶ月で体重-15kgなどを売りにしているパーソナルジムがあるとして、
その15kgは何だろうと考えたことはありますか?
脂肪細胞は1kgあたり約7000kcalです。
15kgだと105000kcalです。
20代50kg女性の1日の必要摂取カロリーは2000kcalです。
単純計算して50日絶食すると15kgの脂肪がなくなる事になります。
そんな事は当然無理なので、-15kgの内、脂肪が何キロ減ったのかに着目して下さい。
体組成計を使って部位別に筋量や体脂肪率を測る事も出来ます。
自分から何が減ったのか考えてみて下さい。
脂肪が7.5kg減っていても筋(肉)が同量減っていては美しい体は出来上がりませんし、無理な食事制限はダイエット終了後にリバウンドの元になります。
次回はダイエットについて具体的な方法を発信します。
コメントして頂けると、今後のブログでお返事させて頂きますので、宜しくお願い致します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。