ダイエットを考える③
こんばんは。
健康トレーナーやまだです。
前回、ダイエットに低強度の有酸素運動をお勧めした理由を詳しく話していきます。
まず、有酸素運動と無酸素運動では使うエネルギー源の割合に違いがあります。
主に使うエネルギー源は無酸素運動では糖質、有酸素運動では脂質です。
しかし、有酸素運動も初めから脂質をメインエネルギーにしているわけではありません。
初めは糖質がメインエネルギーで運動開始から約20分で脂質が糖質を上回り、脂質がメインエネルギーになります。
よく、「ウォーキングは20分行いましょう。」という言葉を耳にしますが、20分で止めるのはもったいありません。
脂質がメインエネルギーとして使える20分以上を目安に行いましょう。
長時間運動する場合は、水分補給をこまめに取り、脱水症状や熱中症に気をつけて下さい。
有酸素運動というとウォーキングやランニング、水泳などを思い浮かべると思いますが、脂肪を減らす目的で行う場合は、運動強度を低く設定しましょう。
理由としては、運動強度を上げることによって無酸素運動に変化してしまう可能性があるからです。
???
と思う方もいるかと思います。
運動強度を上げていくと無酸素性閾値という値を超えてしまいます。
この値を超えるとエネルギーの供給が有酸素性のものから無酸素性のものへと変化します。
なので、ランニングよりもジョギングやウォーキングなどの低い強度のものをお勧めします。
膝に痛みがある方や過体重の方でウォーキングやジョギングが体に痛みを発生させる場合には、水中ウォーキングを行うことで、浮力を利用し膝や腰に負担を少なくして行う事も出来ます。
水泳をする場合は、全力で泳がず、ゆっくり長く泳ぐなど運動強度を下げて、なるべく運動時間を増やすようにして下さい。
無酸素運動、筋トレをしてはいけない訳ではありません。むしろ、無酸素運動と有酸素運動を組み合わせて行うことは良い事です。
ただ、順番を工夫して下さい。
始めに筋トレを行い、基礎代謝を上げた状態で有酸素運動をする方がいいでしょう。
有酸素運動で疲れた後に筋トレをすると、疲れで重い重量を扱えず、筋(肉)に刺激が入り辛くなります。
さらに、正しいフォームで行えず、怪我に繋がる可能性があります。
長い目で見れば、筋トレをして筋(肉)をつけることで、基礎代謝が上がり、脂肪を燃やすことが出来ます。
詳しくは過去の記事をご覧ください。
また、筋トレは脂肪と共にダイエットで落ちてしまう筋量の維持・向上に役立ち、痩せた後の綺麗なボディライン作りに貢献してくれます。
まとめ